フランクフルト発!子連れで楽しむドイツ日帰り観光スポット7選

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Hallo! 週末に家族でフランクフルト近郊の街へ日帰りで出かけることが私たちの楽しみのひとつです。本記事では、フランクフルトから日帰りで訪れることができる魅力的な街をご紹介します。
子連れ旅行の経験を活かし、子ども連れの方に特に役立つ情報を中心にお届けしていきます。

待ち時間をアクティブに!フランクフルト近郊で過ごす充実の1日

フランクフルト空港での長時間の待ち時間。ラウンジでゆっくり過ごすのも良いですが、せっかくならドイツの魅力的な街を訪れてみませんか?実は、フランクフルトの周辺には、半日から1日で楽しめる観光スポットが豊富にあります。

今回は、空港や中央駅から1〜2時間圏内で訪れることができる8つの街をご紹介します。それぞれの街のアクセス方法から見どころ、そして私たち家族のお気に入りスポットまで、詳しくお伝えしていきます。

マインツ:活気あふれる大学街で味わう歴史と文化の融合

アクセス&概要

マインツまではフランクフルト中央駅からS-Bahnで約30分ほど。電車は15分間隔で運行しており、子連れでも気軽に訪れやすい距離感です。

マインツはグーテンベルクの活版印刷発祥の地として知られ、現在は約4万人の学生が学ぶ大学街として賑わいを見せています。歴史的建造物と現代的な施設が調和した街並みが特徴です。

おすすめ観光ルート

私たち家族のお気に入りルートをご紹介します:

Römisches Theater駅で下車後、まずは聖シュテファン教会へ。マルク・シャガールによる青いステンドグラスは、光の加減で様々な表情を見せてくれます。2歳の娘も、色とりどりの光に目を輝かせていました。

お昼は日本食レストラン「ニコニコ亭」がおすすめです。ランチセット(15ユーロ〜)は量も適度で、子連れでもゆっくり楽しめます。人気店のため土日の場合は12時の開店直後に行くか、事前予約がおすすめです。

午後はマインツ大聖堂へ。1000年以上の歴史を持つロマネスク様式の大聖堂は圧巻の存在感。入場無料で、毎日朝7時から夕方7時まで開いています。日曜はミサで入れないかもしれないので、事前に確認することをおすすめします。

ちなみに中は広々としており、子どもたちものびのびと過ごせます。大聖堂の向かいにあるDom Cafeでは、本格的なカプチーノと地元のケーキを楽しめます。テラス席があるので、夏の天気の良い日はテラスでのティータイムがおすすめです。

ハイデルベルク:ドイツロマン主義を代表する学生の街

アクセス&概要

フランクフルト中央駅からはICEで約1時間。RBという快速みたいな電車だとドイツチケットが使えますが所要時間は1時間ほど。

ネッカー川沿いに広がる旧市街は、まるで絵本から飛び出してきたような美しい街並み。特に夕暮れ時の景色は格別です。観光客も多いですが、それだけの価値がある街です。また日本人にも人気でよく日本語が聞こえてきます。

見どころ&おすすめスポット

ハイデルベルク城は街のシンボル的存在。城までは徒歩でも行けますが、子連れの場合はケーブルカー(往復9ユーロ、4歳未満無料)がおすすめです。城内には世界最大級のワイン樽があり、迫力がすごいです。

旧市街の目玉は、カール・テオドール橋(通称:古橋)。橋のたもとには「橋の猿」の像があり、記念撮影スポットとして人気です。像の頭を撮ると幸せになれるという言い伝えも。

ランチは旧市街の「Schnitzelhaus」がおすすめ。子供用メニューもあり、高椅子も完備しています。

リューデスハイム:ワインと景観を楽しむライン渓谷の真珠

アクセス&概要

フランクフルトから電車で1時間15分。ヴィースバーデンで乗り換えが必要ですが、案内表示が明確で迷う心配はありません。

ユネスコ世界遺産にも登録されているライン渓谷に位置する小さな街。ワイン産地として有名で、特にリースリング種のワインは世界的に高い評価を受けています。

見どころ&体験スポット

つぐみ横丁(ドロッセルガッセ)は、石畳の細い通りに伝統的なワインレストランが立ち並ぶ観光名所。子どもと一緒にゆっくり歩いて写真を撮るのも楽しいです。

ニーダーヴァルト記念碑へ向かうゴンドラからの眺めは絶景。ただし、11月下旬〜12月はクリスマスマーケット期間中のみの運行で、防寒対策は必須です。ブランケットの貸出はありますが、それでも寒いです。覚悟して乗ってください。笑。

ワイン試飲は各ワイナリーで楽しめます(3〜5種で10ユーロ程度)。お土産用のリースリングワインは15ユーロ〜で購入可能。試飲付きのワインセラー見学ツアーもあります。

ヴュルツブルク:芸術と美食の街

アクセス&概要

フランクフルト中央駅からICEで約1時間20分。フランクフルト南駅からは普通列車も出ています。

マイン川沿いに広がる街は、バロック建築の傑作レジデンスを中心に、芸術と食文化が融合した魅力的な観光地です。

見どころ&グルメ情報

世界遺産のレジデンス(入場料9ユーロ、6歳未満無料)は、必見スポット。壮大なバロック建築と美しいフレスコ画は、大人も子どもも魅了します。庭園は入場無料で、子どもたちが走り回れる広々とした空間があります。階段の間が有名。ベビーカーだとちょっと、というかかなりしんどいかも。

マリエンベルク要塞までは徒歩で15分ほど。坂道があるので、子連れの場合は途中で休憩を入れることをおすすめします。要塞からの街の眺めは絶景です。

フランケン地方のワインを試飲できるワイナリーも多数。「Staatlicher Hofkeller」では、歴史的なワインセラーの見学もできます(ツアー12ユーロ、要予約)。

ヴィースバーデン:格調高い温泉保養地

アクセス&概要

フランクフルト中央駅からはS-Bahnで約40分。駅から中心部まではバスが便利です、というかバスしかない。

19世紀から続く高級温泉保養地として知られ、優雅な建築物が立ち並ぶ街並みが特徴。のんびりとした雰囲気で、公園もあって子連れ観光にも適しています。秋は黄色いイチョウが綺麗です。

おすすめスポット

赤煉瓦造りのネオゴシック様式のマルクト教会は、街のランドマーク。内部の見学も可能です(有料)。

クアハウスは19世紀の豪華な建築物で、現在はカジノとして使用。建物の見学だけでも価値があります。近くのクアパークは子どもを遊ばせるのに最適なスポットです。
クリスマスマーケットの時期はスケートリンクが開設されて賑わいます。

ニュルンベルク:歴史と文化が息づく街

アクセス&概要

フランクフルト中央駅からはICEで約2時間。少し遠いですが、充実した観光スポットが魅力です。

中世の面影を残す旧市街と、近代的な施設が共存する街。特に子ども向けの博物館や施設が充実しています。

家族で楽しめるスポット

DB交通博物館(入場料9ユーロ、6歳未満は無料)は、鉄道の歴史や仕組みを楽しく学べる施設。実物の車両や運転シミュレーターなど、子どもが喜ぶ展示が豊富です。ニュルンベルクはナチスの本拠地でもあったので、ナチスに関する展示も結構ありました。

またおもちゃ博物館(入場料7.5ユーロ、4歳未満は無料)も見逃せません。
歴史的なおもちゃから現代のものまで、世界中のおもちゃが展示されています。日本の市松人形の展示もあります。結構恐怖を感じます。笑
またところどころ子どもが遊べるスペースがあるのも良いポイントです。

ニュルンベルク城や第二次世界大戦後の裁判所跡など、歴史的な建造物も見学可能。ただし、ここは小さな子どもには少し難しい内容かもしれません。またニュルンベルク城は高台にあるので、ベビーカーを押して坂を登るのはかなりしんどいです。

ダルムシュタット:芸術の街を親子で楽しむ

アクセス&概要

フランクフルト中央駅から電車で約20分。フランクフルトから最もアクセスが良い街の一つです。

アールヌーボー建築の宝庫として知られ、芸術と科学の街として発展してきました。また、大学や国の研究機関が多くあり、科学の街としても知られています。

見どころ&おすすめコース

世界遺産のマチルダの丘には、左手を模した独特な形状のHochzeitsturm(結婚記念塔)があります。塔の展望台(入場料3ユーロ)からは街を一望できます。実際に結婚式とかもやっているみたいです。

塔内には貴重な絵画も展示されています。塔の上にはエレベータか階段で行けます。塔からの眺めはまあまあ。フランクフルトも見えます。隣接するカフェには眺めの良いテラス席があり、休憩にぴったりです。

日帰り観光を成功させるためのアドバイス

これらの街への日帰り観光を楽しむために、いくつかのポイントをお伝えします:

季節や天候によって観光スポットの様子は大きく変わります。特に冬季は日が短いので、早めの行動がおすすめです。

子連れの場合は、以下の準備があると安心です:

  • 各都市の移動時間や施設の営業時間の事前確認
  • ベビーカー対応の有無のチェック
  • 天候に応じた服装の準備
  • 軽食やおもちゃの持参

また、Deutsche Bahnのアプリをダウンロードしておくと、時刻表の確認や切符の購入が便利です。特に子連れの場合、駅での待ち時間を最小限に抑えられるのがメリットです。

フランクフルトから日帰りで行ける素敵な街の数々。それぞれに特色があり、何度訪れても新しい発見があります。ぜひドイツの魅力を存分に味わってください。家族での思い出作りに、きっと素晴らしい選択となるはずです。

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